地獄少女を見る順番はこれ！シリーズ全4作品の時系列とあらすじ【アニメ】

特有の雰囲気がある変わったアニメ

地獄少女は人々の日々の生活の中にある恨みや怨念といった類のものを引き受けて依頼された人も依頼した人も地獄に落とすというかなりダークな要素が詰まった作品ですが、話の内容のリアルさや地獄少女の独特の雰囲気や声、シチュエーションがとても魅力的で一度みてしまうとついつい見入ってしまうほどの作品です。地獄に落とすのも悪魔などの恐ろしい類のものではなく少女というのがまた充ってしまう要素の一つです。他のアニメでは感じることができない雰囲気を是非感じてみてください。

自分の人生をかけて他人を呪う事ができるのか考えさせられる

小学校の時に漫画で見ていた「地獄少女」がアニメとなって放送されると聞き、懐かしさと共に嬉しさがこみ上げてきました。この作品は、地獄通信というサイトに恨みを書き込むとその人物を地獄に落としてくれる、都市伝説のようなお話です。しかし自分も死後は地獄に落ちてしまうという残酷な結末を迎えます。地獄に落ちてでもいいから恨みを晴らしたいという覚悟が垣間見える作品です。実際に地獄に落ちるシーンは、当時幼かった私の記憶に残る位残酷で恐怖に感じるものでした。「人を呪わば穴二つ」という決め台詞がずっと頭の中に残っています。

主題歌も良い、ストーリーも良い

地獄少女で印象に残っている事は、やはり地獄通信によって恨みを晴らしていく事です。現代版の呪いのようなもので、人の恨みをよく描いている作品だと思いました。恨みを晴らす中で、ヒューマンドラマが描かれており、その部分も好きでした。主題歌がとても印象に残っており、「逆さまの蝶」など独特の雰囲気のある曲が地獄少女の雰囲気とマッチしていたので大好きです。キャラ面も非常に良く、三藁が大好きで特に一目連が良いキャラをしていて好きです。

人を呪わば穴二つ

最初に言うと恐らく今では放送できないような内容が多数あったと思います、基本主人公の閻魔あいは物語後半で登場して話ごとに主軸となる人物が変わる構成は現代版必殺仕事人を思い出させました。1期では様々な恨み言を晴らしつつ主人公がいかにして地獄少女という存在になったかという大まかなストーリーですが村の人間に酷いことをされて痛めつけられる様は見ていて痛々しくとてもつらかったです。2期は恨みを晴らしてほしい人があまりにも多くて結果街の人が大量にいなくなるというとんでもないことになってしまうという展開はこれどうなってしまうんだと当時毎週気になっていました。主人公閻魔あいを演じる声優 能登麻美子さんの迫真の演技、特にいっぺん死んでみる？は物凄く怖いです。

残酷で心に残る物語

初回放送当時、かなりの衝撃を受けました。見終わった後、何かすっきりとしない、心に残る物語ばかりです。理由は何であれ、地獄少女は依頼通りに人々を地獄に流していきます。そんな地獄少女自身もまた、悲しい過去を背負っていて、人間の残酷さを経験しています。納得のいかない不条理さもありますが、人間社会ってそういうものだよなと思う部分がたくさんあります。特にオススメは｢病棟の光｣という回です。地獄少女の過去も悲しすぎて必見です。

ちょっと怖いけど心に響く

午前0時だけアクセスできる「地獄通信」というホームページに晴らせない怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に落としてしまうという物語です。ですが、人を呪わば穴二つ、なわけで、呪いをかけるとそのかけた本人も地獄行きになります。どの話も、自分の地獄行きと引き換えに相手を地獄に落とすか、それとも思いとどまるのか、という葛藤が繊細に描かれていて、とても引き込まれます。人間の欲望や地獄に落とされる過程は少し怖いところもありますが、考えさせられるアニメだと思います。

脚本が秀逸。

以前にたまたま再放送で見かけて以来、その独特の暗鬱な雰囲気のファンになってしまいました。すべての話がアニメオリジナルであり、担当する脚本家によってだいぶ経路が変わってくるのですが、中でも劇団「机上風景」の座付き劇作家でもある高木登さんが担当した回が非常につよく印象に残っています。あまりにも殺伐とした世界の中で、わずかな救いを求めるもそれすらも裏切られ、最後には相手を呪い殺すしかないという、人間の心理の根源に迫るような描写の数々は衝撃的すぎました。あまりメジャーではない作品ですが、「いっぺん死んで見る」の名文句とともに、00年代アニメの歴史に残る名作シリーズだと思っています。

人に言いにくいけど結構好きです。

見た後気持ち良くなれるエピソードは正直あまりありません。特にどのエピソードに出てくるのもなかなかにひねくれた酷い性格をした人ばかり。なので、救われない辛い気持ちになることも多く、苦手な人も多いと思います。でも個人的には結構好きです。面白いかと言われるとちょっと違いますが、見たくなる人を惹きつける魅力のある作品だと思います。不条理だけど人にはそういう面あるな、と。あと、個人的には音楽の使い方が好きです。

今までにない妖しい世界観のアニメ

可愛らしくきれいな映像とは裏腹に、人の恨みや人を憎む気持ち、そして復讐を描いた所がおもしろく、魅力的な作品です。地獄に流されるほとんどの人間は憎たらしく思えるキャラクターです。そんなキャラクターがお仕置きを受け、地獄に運ばれるのを見ると正直すっきりしてしまいます。しかし、中には復讐をした人の勘違いだったり、本来地獄に流さなくていい人を流してしまったり…救われない物語も所々に入ってきます。基本的には許せないことをした人間を地獄に流し、自分も地獄に行くことを引き換えに救われる物語です。しかし、本当に地獄に流すべき相手だったのか、自分のしたことは正しかったのか思い悩むキャラクターの姿を見ると、考えさせられる部分も多いアニメだと思います。可愛い、きれい、怖い、スカッとする…いろんな要素があり、独特な世界観のアニメでおすすめです。

勧善懲悪、悪い奴は懲らしめる。ただし…。

いつの時代にも嫌な奴はいて、そんな奴のせいで不条理さを味わっている人が多く存在しています。しかし、そんな人たちの辛い思いを聞いて本人に代わって仕返しをしてくれるのが「地獄少女」なのです。巷で噂になっている地獄通信というマニアックなウェブページに依頼を出すと、この仕返しの契約は発動します。失恋、パワハラ、浮気、結婚、仕事…社会の中の人間の嫌な部分は、どこか皆さんも経験した事があるかもしれません。弱者に共感し、被害相手に仕返しが成功するとどこかスッキリとする部分があるのかもしれません。しかし、その仕返しの代償は決して小さくはないのです…。

ゾッとするけど感動できる

自分が地獄に落ちてほしいと思う人を地獄に突き通すお手伝いをしてくれるけど、その代わりに自分にも重い代償を負わせられるところが人間の怖い部分や生きることの難しさを表していて、大人が楽しめるアニメです。映像がとても可愛らしいので、よりゾッとする怖さを感じます。ただ怖いだけではなく、人間の怖さも伝わってくるし生きることの大切さや家族の大切さなど、人と人との繋がりも改めて大切だと考えさせてくれるアニメです。